■はじめに

今回は、2024年4月開催の「新人ライバーの進撃 vol.80」(以下、進撃)で見事1位に入賞したライバーである「ちぴ🧸chipi🩷🪽」さんにインタビューさせていただきました!今回は、ちぴ🧸chipi🩷🪽さんが初配信から進撃に参加し、1位を獲るまでの経緯と想いについてレポートしていきます。これから進撃への参戦を考えていらっしゃるライバーの皆さん、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ちぴ🧸chipi🩷🪽さんってどんな人?

2024年4月の「新人ライバーの進撃 vol.80」で見事1位に入賞!ライバー事務所「カーブアウト」に所属し活躍中。17LIVEのプロフィールはこちら

■17LIVEで配信を始めたきっかけは何ですか?

生活を変えるため、思い切って配信の世界へ

娘が来年小学生になるので、それまでの1年で今の働き方を変えたいと考えていました。1人で娘を育ててるので体力面も考えて、お家でできる何かないかと考えていた時に以前友人に誘ってもらった”ライブ配信”が頭に浮かび、今やっているパン屋さんのお仕事をしながらでもすぐに始められそうだったので、この世界に飛び込むことにしました。「合うか合わないかもやってみなきゃわからない!自分の目で見てみよう!」という初めは軽い気持ちでした。

■初配信の様子を教えてください

たくさんの人に囲まれ、瞬く間に過ぎた8時間

それまでライブ配信を見たこともなくて、リス活もほとんどしないまま配信を始めたので、システムのことも全くわからなかったです。緊張が勝ってましたけど、リスナーの皆さんにとても優しくしていただいたので、楽しんで配信することができました。8時間ほどのロング配信だったのですが、絶え間なく人が来てくださって、あっという間に終わったという感じでした。17の世界に手を引いてくれた友達の呼びかけや、目に留めてくださった方のシェアから、たくさんの方にひとつひとつご縁を繋いで頂いたおかげだと思っています。

■初配信から進撃に参加されていますが、当初の目標は何でしたか?

30位ってどのくらい?

事務所の方と相談して30位以内とぬいぐるみを目標にしていたんですが、それがどのくらい難しいことなのかも分かりませんでした。ぬいぐるみの写真を見せてもらって「可愛いから欲しい!」くらいの気持ちでのスタートだったんです。

■目標30位以内から1位へ変わったきっかけは何だったのでしょうか?

目標を初日に達成し、中間日を25位で通過

最初の目標を初配信で達成させていただいて中間日を25位で通過した時に、「もしこのままもっと上を狙えるなら・・・」という気持ちになりました。ただそれまでの日々は、仕事と育児をしながら配信の準備をして、眠れない、食べられないくらいの緊張感で、本当にハードだったんです。私自身の配信歴も浅く、リスナーさんに「一緒に戦おう」と言える段階なのかも分からなくて、葛藤していました。

皆の応援を無駄にしないと決意

そんな中リスナーさんたちのひとつひとつの想いがたくさんの奇跡を運んできてくれて、中間日翌日に3位になることが出来ました。配信6日目の新人なりにも、「枠の舵をとっている自分が誰よりも前を向いていないと」とスイッチが入ったのがこの日でした。その後は「一度決めたのだから1位しか見ないようにしよう、これだけ皆が応援してくれているんだから、私がその可能性を信じきる」と決意して、最後は本気で挑むことができました。

■進撃中、リスナーさんに応援してもらうために行った工夫はありますか?

配信時間が少ない自分にできることを

うまく話せない分、手作りのアイテムを作ったり、タイムラインの活用や配信4日目からは配信の最後にお手紙を用意するようにしました。「誰かと同じにはなれないけれど私にしかできない事ってなんだろう、この応援にどう応えられるだろう」と模索し続けました。配信後のお手紙は進撃以降今も続いてる大切なコミュニケーションになっています。また、進撃の最終日はより一層緊張と想いが溢れて話せなくなってしまう事が想像できたので、何もできない分、少しでも目で楽しんでもらえたらと思い、途中で衣装を変えたり私なりに皆さんへの想いを形にしました。

■進撃最終日に何か戦略は立てましたか?

やれることを真摯にやるしかない

今日の今日に至るまで、考えたこともないんです。進撃中は状況に心を追いつかせるのに必死で、戦略を考える余裕もありませんでした。経験も技術もない自分が配信にぶつけられる全ては、「一生懸命やること」「ありのままを見せて飾らないこと」それしかないなと思っていたので。自分にないものを見て悲観せず、自分にあるものを強みに変えて真摯に向き合う事が今の自分にできる精一杯の形でした。

最後の瞬間だけは皆と迎えたい

ただ、配信時間が取れないことがネックで、約束の時間をすぎてしまう、みんなを待たせてしまうという状況がすごくもどかしくて申し訳なくて悔しかったです。最終日だけはどうしてもみんなと最後まで過ごしたくて、福島から母に応援にきてもらい、最高の瞬間をみんなと共有する事ができました。これからのライバー人生を支えてくれる宝物です。

■進撃参加後、何か変化はありましたか?

リスナーさんとたくさん話せることが嬉しい

やっとリスナーのみんなと喋れるようになったことです!それがめちゃくちゃ嬉しいです。進撃中は自分が恵まれた状況にいて、それにものすごく感謝していることは大前提として、初配信からたくさんの方に応援いただいたことで自分もコメント返しやギフトのお礼に追われてしまって、一人一人のリスナーさんと会話らしい会話ができずにいて。「リスナーさんとどれだけ心を通わせていられるだろう」「本当に“私”に会いたくてきてくれる人は、この中にどれくらいいるんだろう」という不安をずっと抱えていました。

今からが本当のスタート

だからこそ進撃が終わったら、進撃の思い出を宝物として、糧として、その上で結果のことは忘れようと決めていたんです。私は本来登るべき階段を何段も飛ばしてここまできてしまいました。その階段を一旦降りて、今度は自分の足で一段一段登っていこうと思っています。リスナーさんたちとたくさん話して、私のことを知ってもらって、応援してもらいたい。今まさに自分の足で歩き出せたという実感があり、嬉しく感じています。ゆっくり積み重ねていきたいです。

■進撃にこれから参加する新人ライバーさんにアドバイスをお願いします

配信を長く続けることの難しさ

進撃に参加して、リスナーさんが「続けることの難しさ」を訴えかけている気がしたんです。自分もリス活する中で「推しの子が辞めてしまったら悲しいよな」という思いを知って、「今いっとき頑張れる形じゃなくて、どうやったらこの配信というツールを自分の人生に取り入れられるだろう」ということをすごく考えたんです。だからこそ、進撃の最中に配信時間が取れなくてすごく悔しい気持ちがあったけれど、仕事や育児を蔑ろにすることは違うと思いました。無理をして得られた結果は、今後も続くものではないと思うから。

自分にしかない配信の形を模索していってほしい

配信にかける思い、配信の仕方や頑張り方は人それぞれで、枠の色もさまざまです。私は配信を長く続けていくために、ありのままの自分を好きでいてくれる人と一緒にいたいと感じて「飾らない」という答えを出しましたが、それが全ての人にとっての正解だとは思っていません。比べるのは周りではなく「自分」。自分はどうしたいのか、自分には何ができるのか。自分にしかない配信の形を模索していってほしいです。そして私もそうありたいと思っています。

■さいごに

シングルマザーとして働きながら、育児に配信に邁進するちぴ🧸chipi🩷🪽さん。柔らかく優しい話し声でありながらも、配信への確固たる想いを語ってくださいました。リスナーさんへのコメントをお伺いしたところ、「眩しすぎるほどの13日間をありがとうございました。私のライバー人生のはじまりをこんなにも素敵に彩って頂けたこと、力に変えて強く進んでいきます。この気持ちを表してくれる言葉が見つからなくて、したら軽くなっちゃいそうで躊躇うくらいにひとつひとつが宝物でした。でもこのままの鮮度で残しておきたくて、必死に言葉にしました。こうしてインタビューしてもらえる事もひとりひとりが運んでくれた結果です。これまでにもらったたくさんの言葉のプレゼントは、これからのライバー人生を支えてくれる宝物です。それを胸に次からの挑戦はもっと”一緒に”夢を叶えにいきたい。大好きなちぴ枠のみんな、協力頂いた沢山の皆様、ありがとうございました!」というお言葉をいただきました!

謙虚な姿勢でありながら、芯の通った考えを持って自分らしく配信していく姿が、リスナーさんを惹きつける秘訣なのかなと感じました。ちぴ🧸chipi🩷🪽さん、貴重なご経験をたくさんお話しいただき、ありがとうございました!