目次
■はじめに
OBSで配信をしていると「急に映像が真っ暗になってしまった!」などのトラブルに見舞われることが少なくありません。
その場合にどのように対応したら良いのかのトラブルシューティングを確認しましょう。
■音声が出ない!
OBS配信のトラブルNo.1が「音声トラブル」です。
ここの解決方法についてはさまざまですが、音声が出なくなった時は冷静に「どこで音が止まってしまっているのか」を意識しながら設定を調節するのが望ましいでしょう。
解決策1:PCのサウンド設定を見直そう
Windows/MacOSのそれぞれで設定項目が異なるため、分けて説明します。
<Windowsの場合>
1.PCの「設定」から「システム」を開き、「サウンド」項目を開きましょう。
2.「サウンド」項目で以下の設定を確認しましょう。
(a)マイクに話しかけているのに音が反応しないなど、「OBSに音が入らなくなった」場合
・「入力」デバイスが自分の使用したいマイクになっているか
・「入力」デバイスのボリュームがゼロになっていないか
(b)PCから音が自分に聞こえなくなったなど「OBSからの音が聞こえない」場合
・「出力」デバイスが自分の使用したいスピーカーになっているか
・「出力」デバイスのボリュームがゼロになっていないか
それでも解決しない場合は、設定下部の「詳細設定」から「トラブルシューティング」を行ってみましょう。
「トラブルシューティング」では、PCが自動的にデバイスの問題を検知して解決方法を提案してくれる場合があります。
<MacBookの場合>
1.PC左上のりんごマークから、「サウンド」を選択しましょう。
2.「サウンド」から、「入力」デバイスが自分の入力したいマイクやデバイスになっているかどうかを確認しましょう。
解決策2:OBSのグローバル音声設定を見直そう
PCの音声デバイス設定が正常に行われていることが確認できたら、OBS上で音声デバイスが適切に設定されているかを確認しましょう。
1.OBS右下の「設定」を選択します。
2.「設定」から「音声」を開き、「グローバル音声デバイス」が自分の入力したいマイクや音声デバイスになっているかどうかを確認します。
解決策3:それでも音が出ない時
PCを再起動したり、HDMIケーブルなどの配線を差し直したりなどのハードウェア上での解決を試みましょう。
ケーブルの断線などは目に見えないため、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
再起動で状態が修正された場合は、「何か再起動前と変わった設定の部分はないか」を確認しておくと、次回同様のことが起きた時のヒントになるかもしれません。
■映像が映らない!
音声だけではなく、映像もまた真っ黒になってしまうなどのトラブルが起こる可能性があります。
音声の方がたくさんのトラブル原因がありますが、映像は以下の項目を確認するようにしましょう。
ウインドウキャプチャが映らない
ウィンドウキャプチャが映らない場合は、セキュリティ設定を見直すようにしましょう。
PCのセキュリティ設定から「画面収録」を選択し、OBSが許可されているかどうかを確認します。
キャプチャーボードが映らない
ビデオカメラやゲーム機など、外付けの映像を配信画面に使いたい場合には「キャプチャーボード」という映像をOBSに認識させるための機材が必要です。
そんなキャプチャーボードの映像が真っ暗になってしまう場合は、以下の項目を確認しましょう。
・キャプチャーボード専用のソフトウェアは立ち上がっているか?
・キャプチャーボードの映像が他のアプリケーション(Zoomなど)に取られてしまっていないか?
・キャプチャーボードの「IN」「OUT」を逆に繋いでしまっていないか?
■音声と映像にズレがある!
「映像も音声も来ているんだけど、音にズレがあるなあ・・・」と言うケースでは、以下の対処法を試してみましょう。
解決策1:シンプルに接続をし直してみる
長い間配信を続けていたり、前回の配線が繋がったままの場合は要注意です。
一度配信をリフレッシュしたり、映像デバイスを接続し直したりすることも検討しましょう。
解決策2:同期オフセット
OBSには、「音をズラす」機能が備わっています。そちらで調節することも可能です。
1.「音声ミキサー」の歯車マークから、「オーディオの詳細プロパティ」をクリックしましょう。
2.「オーディオの詳細プロパティ」の中にある「同期オフセット」を調整します。
ここに数値を入力すると、その分だけ音声を遅らせることが可能です。
最初は0ms(=1/1000秒)で設定されていますが、遅らせたい秒数の数値を入力するとその分音ズレを直すことができます。
■さいごに
以上、OBSのよくあるトラブルシューティングを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。音声が出なかったり、映像がうまく映らないなどのトラブルの際には、今回ご紹介したトラブルシューティングを試して、調整をしてみてくださいね。OBSを使いこなして、ストレスなく配信を楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。