目次
■はじめに
ライブ配信で楽曲の演奏を行ったり、楽曲をBGMなどに使用する際に「著作権」を意識していますか?この著作権を意識することは、ライブ配信を続けていく上で非常に重要です。
著作権という言葉は、時々耳にすることがあると思いますが、曲の使用における権利関係のルールについては、わかりにくさを感じているライバーの方も多いのでは無いかと思います。
そこで、この記事では、著作権を守りながら楽しくライブ配信を続けていただくために大切な17LIVEにおける著作権の取り扱いについて、また配信に楽曲を利用したい場合の申請方法について説明させていただきます。
■JASRACとは
楽曲の権利を管理している団体
JASRACとは、一般財団法人日本音楽著作権協会の略称であり、日本において、国内の作詞者、作曲者、音楽出版者など、楽曲を取り巻く権利者から著作権の管理を委託されている団体です。また海外の著作権管理団体と、海外における日本の楽曲の権利を守る契約、及び日本における海外の楽曲の権利を保護し、管理し合う契約も結んでいます。
JASRACに申請することは、著作権を知らない内に侵害しないために必要です。法律に触れないためにルールは必ず守ってください。
■JASRACの申請が必要な場合
配信内で楽曲を使用する場合
17LIVEは、JASRACと包括契約を結んでいます。そのため、契約内の楽曲で配信で使用することが可能です。なお、楽曲とは歌詞のない楽器やコンピュータのみでの演奏であり、直接歌詞が付いている曲を流すことは契約に含まれていません。
例えば、その曲を弾き語りで使用することや、楽器で演奏すること、元の曲をアレンジしたものを配信すること、BGMとして使用することなどが可能です。また、歌詞付きであっても、自身が歌いアカペラで配信することも可能です。
実際に楽曲を使用する前に、どの楽曲が利用できるか、以下のリンク先サイトで検索を行い確認を行ってください。
JASRACの使用可能な楽曲以外を使用する場合
もし、JASRACの使用可能な楽曲で検索しても見つからない音源を使用したい時は、事前に権利を保有する会社へ確認が必要となります。では、その権利を保有する会社とは、一体どこになるのでしょうか?
一例ですが、下記のような場合があります。
尚、カラオケ音源の利用は著作権および著作隣接権を侵害し、違反行為にあたる場合があります。カラオケの音源をそのまま利用することは、やめましょう。
■利用した楽曲の申請方法
専用フォームから申請
配信中に利用された楽曲は、必ず使用後に報告をしましょう。楽曲使用申請方法は、専用フォームから簡単に行うことができます!
▶︎専用フォーム
記入漏れのないことを確認の上、送信してください。これで申請は完了です。
■JASRACの申請にはお金がかかる?
JASRACに申請を行うと、次にライバーは楽曲使用料を払う必要があるのでしょうか?
それぞれの楽曲の著作権料は本来個別で支払う必要があるのですが、17LIVEがライバー本人に代わり、まとめてJASRACへ支払い手続きを行っています。その為、ライバーは支払いの手続きや支払い自体を行う必要はありません。
■JASRACの申請を行わないとどうなる?
申請を行わないと著作権法に反する行為をしたことになり、配信の終了やアカウントの利用停止措置などが講じられる場合があります。また、著作権の保有者から申し立てが行われる可能性もあります。
皆が気持ちよく17LIVEを利用できるようにするために、JASRACへの楽曲の申請、報告を必ず行ってください。
■権利違反なく安心して音楽を使用するには
ロイヤリティフリーの楽曲を利用する
JASRACに楽曲の申請を行うこと以外に、権利違反をせずに安心して音楽を使う方法として、ロイヤリティフリーの楽曲を利用するという方法があります。
ロイヤリティフリーとは、事前に取り決められた使用許諾範囲内であれば、知的所有権に関する追加の使用料の発生が免除されている著作物や技術のことです。
ロイヤリティーフリー音源の探し方
たとえば、YouTubeには、様々なロイヤリティフリーの音源がアップされています。音楽の制作元ごとに利用時のルールが定められているので、一度確認した上で活用してください。
▼ロイヤリティフリー音楽@YouTubeの例)
@DOVASYNDROMEYouTubeOfficial 様
有名な日本のYouTuberもこのサイトを使っている?!一度はどこかで聞いたことがあるYouTubeでお馴染みの曲が掲載されています。他にも、おしゃれなカフェ風ミュージックや、歌ありのフリー音源も多く掲載されています。
通称NSC、2022年12月現在、チャンネル登録数3300万人の有名サイトです。EDMやクラブミュージックのようなハイセンスでクールな楽曲が多数掲載されています。
@audiolibrary 様
2022年12月現在、チャンネル登録数466万人。POP、コミカル、のほほんなど様々なムードの音楽があります。
YouTube音楽を配信に使う方法は?広告を消す方法も紹介。
YouTubeの音楽を、バックグラウンド再生をすることで、配信中のBGMとして利用可能になります。バックグラウンド再生をする方法は、「Safari」や「GoogleChrome」といったブラウザアプリから、YouTubeを開き、使用したい曲検索・再生をします。
ただし、YouTubeでバックグラウンド再生する場合、通常広告が入ります。広告を非表示にしたい場合は、YouTube Premium(有料)への登録が必要です。
YouTube premiumの詳しい料金や契約内容に関してはYouTube公式サイトにてご確認ください。
■まとめ
今回は、17LIVEを利用する上で大切な、ライブ配信に使用する楽曲に関する著作権や使用する際の申請方法について説明しました。
著作権を尊重することはライブ配信する上でとても重要です。申請は専用フォームから簡単にできます。楽曲使用の申請をした上で、17LIVEでライブ配信を楽しみ、皆で盛り上げていきましょう!